ドラゴンクエスト [ #10 最後に ] |
米島 : えーと、それじゃあ、長々と分類の整理をやってる間に思ったことがちょっとあるんだけれども、 瀬上 : はい 米島 : この、分類だとさ、一般的なゲームはほとんど2番に入ってしまうじゃない。 瀬上 : そうですねぇー。まぁ、確かに。 米島 : で、さ。そこで思ったのね。2番目の項目をもっと細分化させることが必要なのではないかな、ということを思ったのね。 瀬上 : ええ。そうです。 米島 : と、なるとさ、やっぱりそれはあまりにおおざっぱだという感じがしない? 瀬上 : うーん。おおざっぱというか、分類の一つのやり方としては間違ってはいない、とは僕は思うんですけれども、それじゃあ、この分類に従ってFFとドラクエにおける「見つめられ方」の差なんて無いよ、みたいなことまで言えてくるのか、というと、確かにそれはちょっと言い過ぎになってくるだろう、みたいなことは思いますね。 米島 : ありがとう。そうだよね。やっぱり。 瀬上 : それは感覚的には同意しますけれども、それっていうのはきっちりとした線引きができることかどうか、というよりも比重の問題だとという気がするんですけれど、 米島 : ま、確かにそれはそうかもしれない。どれだけ多くの数の小道具を用意したか、あるいは排除したか、という問題であるといえば、確かにそういう話だけれど、オレがさっきから語っていたことって言うのはつまりその小道具の一つ一つについてなんだよね。 瀬上 : 米島 : 瀬上 : そうですね。そういう小道具について論じることはなかなかに面白そうですね。論議をすすめていく上では。 米島 : でしょ? 瀬上 : えーと、ではこれで、今日のドラクエ話は終了でしょうか? 米島 : うん。とりあえず、これで今日は終わらせようか。 瀬上 : はい、まあ、最後はおおざっぱというか強引なな感じでしたが、なんか、ドラクエの話というよりもドラクエから派生してゲームの問題を幅広く論じると言う感じでしたね。 米島 : いや、そうだね。面白かった。 |
2001-7-7 |
Page1 ドラクエファンクラブ
Page2 視点の重層化
Page3 生活の場
Page4 生活の積み重ね
Page5 世界の広さ
Page6 名前を覚えること
Page7 アフォーダンス・デザイン
Page8 見つめ返してくるもの
Page9 三種類の視線+1
Page10 最後に