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2004年10月05日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■ロスト・イン・ラマンチャ
テリー・ギリアムが、『ドン・キホーテ』を撮ろうと奮闘して、まさにドン・キホーテのごとく映画制作が失敗に終わるまでのドキュメンタリー映画。テリー・ギリアムほどの実績のある人でもこういう失敗に陥るものなのかと、自分もうまくいっていないときなどにみると、ある意味励まされてしまう内容。
ただ、これを見る限り、この映画製作の失敗は、(1)単に不運な要素があまりにも多かったこと(2)そして、代替案を受け入れるだけの低い妥協ラインを設定していなかったこと、という二つの要素が主であり、テリー・ギリアム自身は立派にプロジェクト管理のできる人だったという印象を受ける。
できれば、もうちょっと管理能力があるのかどうか、微妙なぐらいのラインの人のドキュメンタリーを見てみたいなあ。ヘタレな我々の参考にもなる程度の。