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2004年07月10日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■ユーザーの社会階層と消費傾向の関連性調査って調べた人いる?
あるところでチラッと社会階層の話が出たので話そうと思っていたことを思い出したのだけれど、CESAゲーム白書(http://report.cesa.or.jp/)とかでもそうだけど、ゲームに関して、所得格差とユーザー層の関連性を分析したものってみたことがない気がする。
CESAゲーム白書の場合は、年齢、性別、へビー・ミドル・ライトユーザーによるゲームへの参加や好みの格差なんかをけっこう頑張ってバリっと出していて、もうそのあからさま加減がすごく楽しいのだけれども、回答者の社会階層に関係するようなタイプの質問項目というのが無い。前に、友人Hが、とあるギャルゲーオタコミュニティに顔を出してみたら、まわりが超高学歴だったという話をしていたけれど、社会階層とユーザー層の形成との関連は多分あると思うんだけどなあ。
社会的属性に関する質問項目はあるのだけれども、「学生」とか「自営業」とかっていう形でのアンケートであんまり社会的階層でどうたら、って発想はなさげ。
もっとも、そういう調査ってのも難しいのかもしれないけれど。特にゲームの場合、最も顕著にマニア化・細分化してきている20代男性みたいな、キーとなる世代が一番社会階層を計りにくい時期にあるので、やろうと思ったらかなりしんどいことになるのかも。*1
*1:20代男性の社会階層を切りにくい理由は、佐藤俊樹『不平等社会日本』みたいな、社会階層を出してみることを主眼にすえた調査でも論じられいる。なぜかというと、20代男性のエリート街道の会社員っていうのが、区分上は管理職にまだついてない状態の平社員をやっているため、エリート街道平社員も、そうじゃない平社員も表面的に区分できない。という話だった。はず。