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2003年10月11日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『【こころの知能指数】EQテスト』袰岩奈々
また下らない本です。すみません。
で「くっだらないなー。<こころの知能指数>?なにそれ?」とか思いながらやってみました。どうやら、この本ではEQの指標が6つ*1あるらしいんですが、私の場合、自己認知力と衝動のコントロール力だけがほぼマックスで、楽観性がほぼゼロでした。他は平均よりもちょっと上。
「楽観性」の質問項目15個はこんな感じ。
- 「なんとかなるさ」が口癖 :いいえ。
- 「もし、こうなったらどうしよう」と心配ばかりしている :どちらかといえば「はい」。
- 初めての人でも自分から声をかけて知り合いになっていく。:どちらかといえば「いいえ」。
- 人と比べて自分には能力がないような気がする。:なんとなく「はい」
- なにごとにつけおもしろい面、良い面がみつけられる。:そのつもりなので「はい」
- 大失敗をしても、落ち込むだけ落ち込んだあとはケロっとしている。:よくわからないので「いいえ」
- 周りの人が楽しそうにしていると、自分がのけものになったような孤独感を感じる。 :かなり「はい」
- うまくいかないことの理由や、自分にはできないという言い訳が、つい口をつく :どちらかといえば「はい」
- 不安で眠れないということは滅多にない :「はい」
- なんとなく人から見下されるのではないか、裏切られるのではないかと心配になる:積極的に「はい」
- 物事のだめな面、足りない面についつい目が行く。:「はい」
- 自分には自分なりの良さや能力があるという自信がある。:「いいえ」
- 人からの援助の申し出を受けたり、悩みを友人に打ち明けたりすることに抵抗がすくない。:「いいえ」
- 人に何か頼んだり、人から手助けされると、自分の能力に問題があるように感じる:実際には能力に問題があるわけじゃないかもしれないけど「はい」。感じます。
- 占いでは良いことが書いてあるときだけ信じる:「いいえ」
結局、楽観性は15点中の2点と平均を大きく下回り、この結果がでたことでこの本に「おまえは自制+自省心ばかり強くって、楽観性が足りない!」とか素で叱られているような気分になってしまいました。
こういうものは、どう考えてもあほらしいんだけれども、どんな形であるにせよ、こういうような結果が出てしまった、ということのは意外とショックなことで、実際的な有効性とかはさておき、「楽観性が足りない!」という結果が出たことによって、何かが明らかにされて、何か確からしい説得をされたような気分になってしまう(まあ、私の楽観性がこの指標からすれば「平均以下」というのは確かに明らかになったわけだけど)。あー、これは魔力だな、というか、何かの答えが出されたような気がする(下らないけれど)。そして、回答しながら「俺、だめだ、よわい。よわよわだ」という気分までしてしまう(それはいつものことなのだけれども)。
なるほどなー、これか。馬鹿だけど、こういう馬鹿なものであっても、「指標」によって「分類」をしただけで何かしらのことをやったかのように見えてしまうのってすごい。それだけは意外と馬鹿にしたもんでもない。
そして、説得されてしまうダメな私…そうかー、もっと楽観的なほうがいいのか…
*1:自己認知力Self Awareness,共感力Empathy,衝動のコントロール力Impulse Control,楽観性Optimism,社会的器用さSocial Deftness,粘り強さPersistenceとわかれるらしい