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2003年09月30日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■斉藤孝『スポーツマンガの身体』文春新書
素晴らしくくだらない。
斉藤孝さん流の「丹田に力をこめる」「身体論」が炸裂していて、ついていけない感じなんだけれども、最後まで読んでしまった。全般に斉藤さんのオイシイキャラがたまらない(以下、引用)
P18
(大リーガー養成ギブスについて)一見非人道的な道具のようだが、子供たちには当時非常に人気があった。私も、当時流行っていたエキスパンダーという、バネを引っぱって筋肉を鍛える用具を解体して、作ってみたことがある。飛雄馬が素肌の上にそのままギプスをつけていたのに影響されて、私も裸になってエキスパンダーのバネを体中に巻きつけてみた。結果はお粗末なものだった。
まず、効果がない。バネの巻き付け方が下手だったせいもあるが、投球動作をするときに必要な筋肉に、緊張を与えるようなバネの引っかかりが上手く出せなかった。小学生の私は、それでも大リーグ養成ギプスの効果を疑うことはなく、むしろ一徹の手先の器用さに感心していた。私の作ったギプスには、もう一つ重大な難点があった。バネを伸ばした後、それが縮むときに、皮膚が挟まって痛いのである。あちこちが挟まれて痛くて集中できない。つねられる痛みに耐えたからといって球が速くなるわけではないので、がっかりしてあきらめた。
しかし、今でもよくできたギプスがあればつけてしまいそうだ
小学生がエキスパンダー解体して大リーガー養成ギブスまがいのもの作るって…それかなり大変そう…。
そして、悟ったようにして「まず、効果がない」と力説しているあたりはブラボーです。斉藤さんのこと、好きになれそう。
P26
エネルギーのすべて使い果たして、ぶっ倒れ、這いずって行く。この状態に私たち野球少年は、猛烈にあこがれた。そのために効果があるのは特訓することだった。倒れるまでやるという梶原一騎の美学が、脳にすり込まれてしまった。しかし実際には、完璧に疲れきって倒れるというのは難しいことだ。そこでわざと転がって泥まみれになることで、雰囲気を味わったりした。
■小谷野敦『もてない男―恋愛論を超えて』ちくま新書
議論そのものはとりたててどうというようなものでもないと思うのだが、著者小谷野の激しいコンプレックスが面白い。
それとあと、オナニー用具を実際にためしてみた話が馬鹿らしくていい。
P51
「おかず」ではなく、オナニー用具というのもある。ヘンリー・ミラーの小説に、「リンゴを使ったことはあるか」という会話が出てくる。リンゴの芯をくり抜いて中にポマードを塗りこむのだそうだ。メロンもいいとかいう話もある。ただし、これらは、そのまま使うと冷たくてダメである。煮るとかして温めて使うのが本当らしいが、そんな手間をかけるのもばかばかしい気がする。あと、カップラーメンを使うというのもある。お湯を入れて三分どころではなく、しばらく待って麺が膨れ上がったところでおもむろに「使用」する、というのだが、これは実際にやってみてひどい目にあった。まず熱い。大切なものを火傷するところであった。それから下を向けると当然中の麺が汁とともに落ちてくるから、上向きのままやらねばならず、しんどいやら情けないやらで全然オナニーの快楽というものがない。
2003年09月29日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■テーブルアート。
http://hinoki.sakura.ne.jp/~okada/table/
Htmlのテーブル機能を利用して画像をつくろうという不毛なこころみ。
理屈的にできるというのはわかってはいたけれども、本当にやっている人がいるとは思わなかった。
世の中は無駄に広いと思う瞬間でした。
2003年09月28日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■閉鎖サイト研究
閉鎖サイトの自由研究。
http://omoro.cside9.com/heisa/index.htm
通常、ウェブ関連の研究というと、2chとか、Blogとか、クローズアップされることが多いですがこれは、そういうのはとはまた逆の方向で。
上記のサイトは「研究」とは言っても、ネタ系のサイトなので、単純にウケ狙いですが、ウェブ関連の研究で、これ、まともにやってみても面白いでしょうね。
2003年09月27日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■現代系オタ、次世代系オタ
ごく一部でひそかに熱い「現代系オタ」とかワードについて、チェックボックスがつくられている、というので私もやってみました。
- 現代系オタ http://d.hatena.ne.jp/kimagure/20030829#1062170025
- 次世代系オタ http://d.hatena.ne.jp/ishinokyujitsu/20030911#p4
- 20点満点
- ○ 2点 まさにそのとおり。
- △ 1点 そう言えなくはない。多少はかぶってる。
- × 0点 それはない。
というような基準で自己採点では現代系オタは7点。次世代系オタが9点でした。んー、どうなんだろ、この点数は。高くはないけれど、一般的にはぎりぎりそのカテゴライズに入るようなレベルだろうか。
でも、まあ、このカテゴライズだと、古典的なオタクイメージとは違ってくるので、私のようなタイプもけっこう真ん中に近づいてきて面白い。
っていうか、まあ、つまり「現代系」「次世代系」オタは雰囲気的には、
- 旧来のオタ属性(+)現代思想読者、テキストサイト読者、サブカル読者
- 旧来のオタ属性(-)第一印象はだいたい普通の人?
という感じでしょうかね。そうなると、私の友人のかなりの数がど真ん中に入ってくるような気がします。
2003年09月26日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
2003年09月25日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■東浩紀DVD
人から、東タンの動物化どーたらのDVDをちょっとだけみせてもらう。
http://www.t3.rim.or.jp/~hazuma/dis/dvd1/dvd1.html
最後のほうで、ギャルゲーについてグダグダ語っているところが、一般の「オタク」と何も変わらないようにしか見えなかったのが、かなりウケた。
もし、これが東浩紀だと知らされてなければ絶対に「あー、ギャルゲーについて秋葉原の住人が語ってるなあ」ってな雰囲気が印象的。ナイス。
2003年09月24日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
2003年09月23日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『ファウスト』
雑誌『新現実』のメンバーの半分ぐらいのメンバーがそっくり移行したと思われる『ファウスト』購入。
あんまり読む気力も起こらず、小説とかはぜんぜん読んでないんだけれども、佐藤友哉×滝本竜彦×斉藤環の対談での、佐藤・滝本両氏の弱々しい感じがとてもすばらしい。いいなあ。もうダメ。
2003年09月22日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
2003年09月17日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『GADGET』(PS)
これも安くなってたので購入。一応『MYST』系のものを論じるうえでの重要な作品だということで、さわっとこうかな、と思ったけれども、ちょっとだけやってみて脱落。やっぱり『MYST』のようなタイプのアドベンチャーをやると、なんか滅入ってしまってできない。弱いゲーマーには無理です。
そういえば、このまえ茂内さん(http://www.intara.net/)とも話したんですが、最近、『ゼルダの伝説』の風のタクトや、ムジュラの仮面なんかもぜんぜんできないぐらいに弱いゲーマーになってきていて、なんか、こう、こういうのって、どうにもならないんだろうか。
■『カルネージハート』(PS)
これも古いけれども一応、ひっそりと有名な一品。ロボットの戦闘用プログラムを自分で組んで、戦わせるという明らかにマニア向けの一品。
一応、日本人スタッフのみで作られた作品なのだけれども、ノリが明らかに洋ゲー。これって、そういうマニア的ノリなんだろうか?
そして、ウリである戦闘プログラムを組もうと思うと、チュートリアルとかがまったく付いてないので、ほとんどまともなものが組めない。よほどがんばれば別なのだろうけれども、ちょっとやそっとの気概では、なかなか満足にプレイできない。
これを作ったプログラマーの人は優秀なことには優秀なんだろうけれど、せめてチュートリアルとかつけてほしかったなー・・・とか言ってしまうのはヌルゲーマーでしょうか?
でも一応「初級」はクリアーしました。
2003年09月16日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『ウルティマオンライン』
ちょっと前からウルティマオンラインをやっている。
ネットワークRPGは、PSOからかぞえて2作目。MMORPGは、はじめて。
20時間ぐらいやったけれども、うーん、まだいまひとつ面白いと思えず。徒労感のほうが強い。
■『エターナルカオス2003』
ついでに、最近コンビニで500円という格安で売られ始めたMMORPG、ラグハイム、こと『エターナルカオス2003』もプレイ中。
こっちはウルティマオンライン2Dなんかとは違って、それなりにきれいな3Dなのだけれども、システム的にはウルティマオンラインよりも、やれることは少なくなってる様子。
でも、システムがちょっと複雑なのよりも、グラフィックがちょっときれいなぐらいのほうがプレイするテンションがわく。まあ、やりこんでいったら違うのだろうとは思うけれど。
■ネットワークゲームの現状
ネットワークゲームの現状については、まだまだMMOとFPSを少しやったことのある程度ではあるけれど、なにか、こう、物足りない感じをうけてしまう。
もちろん、単純に新しいものである、という点と、<面白さ>の在り方の確実な違い、という二点でもって、それだけで評価はできると思うし、世の中に、ネットワークゲームで廃人になっている人が多くいる、という状況をみても、すごい現象であることには間違いはない。この「現象」そのものは非常に面白いと思うけれども、ことMMOに関しては、どうしても、自分がその現象そのものの当事者として、その状況を純粋に楽しむ一人にはどうにもなれない。これは半分は個人的な性格の問題なのだろうと思うけれども、それは言い換えてみれば、つまり、僕のような性格の人間にとってはMMORPGの世界は、まだたいしたものを提供できていない、とも言える。*1
もちろん、そう言っても多少は楽しい。
多少は楽しいけれども、それよりもむしろ徒労感の方が圧倒的に強い。「MMORPG最高!」という人の言葉は、言葉としての理解はできても、実感としては、ぜんぜん理解できない。理解したいとは思うのだけれども。
*1:別に言い方をすれば、私の方が、まだ出会っていないだけとも言える。
2003年09月15日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『ピクミン』はいろいろとすばらしい。
いまさらだが、友人から『ピクミン』を貸してもらってプレイ。これは傑作。シムアント、レミングス、LOLあたりで、「イイ!」と感じられる人には強く推奨。
にしても、『FFCC』でも用いられているが、「日記」システムというのはなかなかにすばらしい。例えば、ゲームの上でプレイヤーが偶然に起こした事件というは、いままでのゲームであれば、それを「事件」として成立すためには、プレイヤーがそれを「事件」として意識しうるか、どうかという点にかかっていた。
大体の場合は、ゲームの上で生じた事件――例えば、ピクミンであれば、誤ってピクミンを死なせてしまったようなこと、というのはプレイヤーによっては単なる「ゲームプレイ上のミス」としてしか捉えない。「やべぇ!ミスッた!」とか言って淡々とプレイしていくだけだろう。
だが、ピクミンでの「日記」のシステムはそのような、偶発的なプレイが、「日記」に書き込まれてしまうことで、それをただの「ゲームプレイ上のミス」というポジションではないところへ変換してしまう。日記に「今日は私のミスでピクミンを死なせてしまった。あの悲しそうな目が忘れられない」と書き込まれたのを見たときに、そこでピクミンをしなせてしまったプレイヤーのミスはただの「プレイヤーのミス」という何度でも繰り返し反復されうるものではなく、PCにとって反省すべき悲しき「事件」としての固有性を刻まれることになる。
2003年09月14日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『FFクリスタルクロニクル』
アンリミテッドサガに続く河津ゲー。めちゃくちゃきれいだけど、いまひとつプレイするテンションがおこらず、放ってある。なんか、MMORPGを独自に再構成しておとしこもうとして今ひとつうまくいってないような感じがする。
アンリミテッドサガは、「クソゲー」との声が多かったけれど、あれはあれで独自路線をぶっちぎってたからなあ。FFCCよりもあっちのほうが上手く遊べば楽しめるような気がする。
2003年09月13日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『日本の童貞』渋谷知美 文春文庫
本書は私が依拠することもけっこう多い、構築主義的アプローチとか言説分析とかいわれている方法論によって、日本における1880~現在までの「童貞」をめぐる<言説>がいかに構築されてきたかを克明に解き明かす研究書。著者の修論のやきなおしである。赤川学さん(『セクシュアリティの歴史社会学』オナニー言説史の決定版)周辺の人らしく、資料も多く共有している様子。
その種の研究所としてまじめに読んでもいいのだけれども、そういう視点を持たずとも、素でバカウケしてしまうネタがてんこもり。
具体的に引用すると以下のような感じ。
●P18------------------------
・・・ちょっと信じがたいことだけれども、澤田は、オナニーをしたら童貞ではないと考えていた。
ある人から澤田のもとに手紙がきた。それにはある質問が記されていた。現代語にするとこうなる。
「童貞を、異性と性交したことのない者と、狭い意味で解釈することは理解している。では、1.異性との性交を空想したことのある童貞はどうなるのか。おそらく純粋な童貞と見なされないだろうが、肉体的には童貞として通用するのか。2、オナニーをした者の童貞性は無価値なのか」という質問である(澤田前掲論文、二〇-一頁)。
澤田は「条理ある質問にこそ思った」と膝をうっている。そして丁寧に解説する。
1については、もちろん純粋な童貞とはいえない、としている。しかし・・・
●P120------------------------
『微笑』は、経験の多い女性にむけて、いかにして童貞男性を迎え入れたらよいかを指南する記事作りをした。「童貞夫 いま激増中の”清潔な男”との初夜と性生活 不安なあなたへ!」(74-02)、「年齢に似合わず、まだ女を知らない。あるいはプロの女性のみ経験――こんな性に未成熟な男性がいっぱい。もし、あなたがめぐり合ったら」(84-02)という両記事は、いわば女性むけ「童貞対応マニュアル」である。
童貞夫に自信を持たせるよう、夫の好きな料理を作ってあげなさい、ワイシャツのボタンが外れたらすぐ付けてあげなさい、朝の出勤時は駅まで送っていきなさい、などの日常生活の心得から、「最初のキスで、あなたから下を入れてはいけません!男はリードされ過ぎるとシラケルのです」「脱いだ下着は、夫にまかせておきます。もし枕元においたらそっと隠してください」といった性交時のアドバイスまで、記事は過剰なまでの親切心であふれかえっている(74-02)。きわめつけは、「”処女を装う”エクスタシー用語集」だろう。
お母さん・・・初めてへの不安とこわさ。/許して・・・受身の女性らしい表現。/こわい/痛いい・・・イ音を引っぱると女らしく響く。痛いワァの言い方ですととてもエレガントです。/あたるゥ・・・男性自身が触れたとき。/イヤ、イヤ、許して・・・頭を左右に振ると効果的。女性の本能である拒絶反応を意味する。/ダメダメ(声を出したほうが親密度が高まる)(74-02)
こんなことを本当にいう女性がいたら、そのことのほうが「こわい」。…
…(中略)…男性が性行為に失敗したら「慰めたり、励ましたりは逆効果」「あなたから先手を打って彼に思わず抱きつき『こわいわ』とささやくなど、彼に屈辱感を与えない配慮を!」と男性の自尊心を守るノウハウを伝授する(84-02)
●P126------------------------
刺激的なセックス記事でならした『平凡パンチ』ですら、創刊まもない一九六四年の文体はおとなしく、まじめな印象だ。それは『平凡パンチ』の回顧録を記したマガジンハウス書籍編集部をして「今、これを読み返すというは(略)古色蒼然たるものがある」といわしめ、「この時代はいわば、マスメディアの世界での若い世代の男女交際の記事作りについては黎明期というべき時期にあった」と結論させる時期の文章である(『平凡パンチの時代』六五頁)
体験者は、ほとんどセックスライフの意義を、童貞者より重く見ている。/セックスライフの意義を正当に評価しながら、しかも、女性に対して、やたらと性の妄想にわずらわされないようになること――これが、正常なオトナになるということだろう。(64-02)
それが一七年たつと、こうなる。、一九八一年の『平凡パンチ』からである。
〔体験後は〕ナオンに対する印象も変わる。たとえば、ナオンがあの時に発するあえぎ声。股をおっぴろげた、あられもない姿。/もちろん、こういうことは、オレたちとしても、先刻ご承知だ。が、そうは言うものの、知識として知っていることと、実際に経験することとの間には、赤ん坊のポコチンと怒髪天を突き、毛むくじゃら、亀頭りゅうりゅうたる巨根くらいの差がある(81-02)
●P171------------------------
目をひくのは、歌手の松任谷由実の、恋愛相談での回答である。「努力しているのにガールフレンドができない」という男性にたいして、松任谷は「あなた、童貞じゃないのかな?〔略〕ハタチすぎた童貞というのは”ニキビの先が黒い”という感じでね。どうしても気持ち悪く見えてしまうんだ〔略〕だから、どんな捨て方にしても、とにかく童貞を捨てること」(80-01、引用は初出の『GORO』一九七九年七月一二日号より)と回答している。
「ハタチすぎた童貞」を「気持ち悪」いと簡単にいってしまうことにも驚きをおぼえるが、「どんな捨て方にしても」というのも恋愛の神様らしくない。「どんな」というのには性風俗での童貞喪失もふくまれるだろう。だとすると、北方謙三の「一日も早く、女を知れ!商売女でもいいから、女を知れ!」(『試みの地平線』三二頁)とかぎりなく近くなる。「恋愛の神様」として当時の若者の絶大な支持を集めた女性歌手と、ハードボイルドな作品で名をはせるマッチョな男性作家は、意外にも童貞について意見が一致していた。
2003年09月12日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■『FFXIプレイ日記』永田泰大
ファミ通編集者「風のように永田」こと、永田泰大による、FFXIのプレイ日記。まわりからさんざんにすすめられたので読んだのだけれども、確かにこれは素晴らしい。おそらく、いままで出版されたビデオゲームの「批評」ないしそれに類するテキストとしては、一番の出来だと思う。
「ゲームを語る」ということを考えたとき、永田さん以上に文芸としてしっくりとくるものを書いている人はいないだろう。
永田さんがファミ通に連載中の「魂の叫び」も推薦。
■『ベストセラー本ゲーム化会議』麻野一哉、飯田和敏、米光一成
なんか普通に三人ともインテリだなあ。というだけわかった。「ゲーム化」にかんしてはさほど真剣な会話ではなくふざけ半分といった感。まあ、気を抜いて読むのにはいいけれどそのくらい。
■『ゲームデザイン誇大妄想狂』清水亮
まだパラパラとしか読んでませんか、まあ、広く浅く、できるだけ総合的によくかいてあるなあ、といった印象。ただ、さほど目新しいことが書いてあるという感じはあまり、ありませんでしたが、まあ、これからもう一度きちんと読みます。
2003年09月11日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■セガガガのアニメの気合の入りっぷりがすごいんだよね。意外と。
セガガガクリアーしました。
バランス調整とか、ヌルヌルだったり、グラフィックとか壮絶に手抜きだったりして、ひどいんですが、そんなものなのにもかかわらず意外と楽しめてしまいました。楽しめてしまう自分がちょっと嫌。この作品に反応できてる自分はそれなりにセガファンなのかもしれない・・・!とか、自分の気づきたくない部分を気づいてしまったような気持ちです。
基本的には、ヌルいRPG+ヌルいシミュレーションという構成で、あとはセガファン的に共有されるであろう自虐ネタが楽しめるかどうか。「究極のリアルは自由の中にある!!フリィィィィィィィィ!」とか叫ぶ人が登場した瞬間に「この人は!」とプレイヤーが思えるかどうかがカギかもしれない。例えば、サムシング吉松の『セガのゲームは世界いちぃぃぃぃ!』の読者ならばまず間違いなく楽しめるだろう。
また、この作品は、初級・中級のセガファンがさらなる上級のセガファンをめざしてステップアップするためのアイテムとしても使用可能になっていて、マークIIIとか、アレックスキッドとかそういう古めのセガネタがでてきて、そこらへんが勉強(?)にもなったり。まあ、そんなものに詳しくなってどーするのか、という話でもありますが。
あと、特筆すべきは、アニメの気合の入りっぷり。
やっぱり極度にネタ的なのですが、ラピュタ、エヴァ、ナウシカ、ナディア等のパロディが入り混じり90年代のオタアニメコンテンツってこんな感じ!っていうサンプリングの仕方が見事。
2003年09月10日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■動画GIFサイトが熱い!
前にもここでかいた「easytoon」を使った動画GIFですが、なにげにかなり熱い文化となってるというのをついこないだ知りました。本気でやってる人の作品は、ほんとにこれもー商品として通用するだろーというレベルに達しているので、ぜひ一見してみることをおすすめ。
大日本動画帝国。動画GIFな人々のポータルサイト。
ここのサイトの動画GIF。侍VSUFO。ビビります。
Works>Animeのとこです。さすがはプロ漫画家!
カレーパンの唄。ラブリー。
2003年09月09日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■shockwave
- これだけのゲームがShockwaveでできるとは驚き。話題のZookeeperやら、チューチューロケットやら、まあ、かなりよさげなパズルゲーム等そろっております。
ShockWave.com
http://jp.shockwave.com/games/games.html
- あと、何人かにおすすめした、「夜光虫」。メディアアート好きの人とかはぜひ。(チュンソフトのサウンドノベルではありません。)
2003年09月08日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)
■はてなのデザイン。
はてなのデザインをいじってみたのだけれども、これが意外と大変。
なぜかというと、スタイルシートがいじれる部分といじれない部分とで、二重に存在していたり、フッターとヘッター以外のHtmlはいじれなかったりするため、他人の書いたソースのある部分について改変できないことを前提で書いていかなければいけない。
おかげで、わざわざソースのスタイルシートの記述を否定するための記述などを書かなければいけないので、スタイルシートが長くなるわなるわ。
一応忘れないようにメモっておく
- 混乱しがちなスタイルシートのクラス指定
- div class="day" は、下の三つを含めた一日の記事・コメントの全体。
- div class="body" は「一日」のすべての記事部分(コメント以外)。
- div class="section" は「一記事」ごとの全体。
- div class="comment" は一日のコメント部分の全体
- h1 → 一番上に自動で付くタイトル表示(日記全体の見出し)
- h2 → 一日の見出し(class="day"の直後にくる)
- h3 → 一記事の見出し(class="section"の直後にくる)
- div class="sideber" → フッターの途中に記述されている。ここにかこまれた部分がサイドバーになる。(スタイルシートで位置が絶対指定されている)
- div class="main" → ヘッターの最後からフッターの途中まで続くサイドバーには属さないメイン部分。
- 推奨される更新手順
- ブラウザの「ソースの表示」等から<link rel="stylesheet" href="http://・・・/???.css" type="text/css"> の中にあるいじれない部分のスタイルシートを参考として保存しておく。(注:EUCコード)
- 同様に、ソースの表示でhtmlも参考として保存しておく。(注:EUCコード。また、何も書いてない日記だと何がどうなってるのかがわからないので無意味。)
- で、それから記述を開始する。
- 細かい技
- Pによる改行の間が開きすぎて嫌な場合:Pのtop,bottomのmargin,paddingを小さめに設定する
- 自動でついてくるh1のタイトルが嫌:h1関連の色を背景色と一緒にしてしまう。
- はてなキーワード辞書のリンク時の下線:aのunderline属性ではなくて、border-bottomで指定されてるので、そちらをいじってやる。