動機付け のバックアップ(No.1)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 動機付け へ行く。
- 1 (2008-08-19 (火) 10:04:23)
- 2 (2008-08-19 (火) 10:26:17)
動機付けの理論は、
- (1)経営心理学で言えば、経済的動機よりも親和動機(関係性の利益)を強調するホーソン実験や、マズローの階層性理論などが古典的なものとして挙げられる。
- (2)基礎心理学では、伝統的に動機付けを「外発的動機付け(extrinsic motivation)」と、「内発的動機付け(intrinsic motivation)」に分類する。
- 外発的動機付けは、ソーンダイクによるネコの問題箱、スキナーによるスキナー箱の実験など、行動主義の流れの中で強調された。(弁別学習の議論など)
- 一方、内発的動機付けに関する研究は、1960年代から増加する。デシによるアンダーマイニング効果(内発的動機の減退効果)の議論や、ドウェックによる再帰属訓練の実験などがある。
- 内発的動機付けの議論をささえる、ベースとして「随伴性の認知」「学習的無力感」「結果期待/効力期待」といった概念がある。以下は、ワイナーによる「帰属」の分類
表:学習の正否の帰属の2次元的分類(出典:市川伸一[2001])
原因の所在\安定性 | 安定 | 不安定 |
内的 | 能力 | 努力 |
外的 | 課題の困難度 | 運 |
特にゲームと動機付けに関する議論としては、チクセントミハイや、ラフ・コスターの議論などがある。 関連項目として、errand boy syndromeを見よ。
参考
- 市川伸一『学ぶ意欲の心理学』(2001、PHP新書)
- ミハイ・チクセントミハイ
- ラフコスター